総入れ歯の社内勉強会を行いました

※今回の勉強会でご協力いただいた患者様に、総入れ歯でリンゴを丸かじりしていただきました（患者様に同意を頂いて掲載しております）。

今年の春先からメモリアル歯科・ポテト歯科医院の休診日に合わせて、患者さんにもご協力いただいて、札幌デンタルグループの歯科医師と歯科技工士、歯科衛生士、営業スタッフなどの有志が集って、臨床実技を通じた社内勉強会を関口院長のもと開催して来ました。

8月29日（土）の休診日には、Global dental systemの総入れ歯（保険外診療の総入れ歯）症例のセット後の経過を患者さんの生の感想をお聞きしながら、症例の振り返りの勉強会を開催しました。

メモリアル歯科関口院長、ポテト歯科医院昆院長、札幌デンタルラボラトリーの熟練技工士数名は、Global dental system の総入れ歯コースを受講しています。このシステムを用いて製作する総入れ歯を保険外診療として患者様に提供させて頂いており、素晴らしい評価を得ております。

Global dental system　→　http://www.gds.or.jp

保険診療でも総入れ歯が作れるのに、なぜ保険外診療の総入れ歯があるのかと疑問を持たれると思いますが、それには以下の様な理由が挙げられます。

総入れ歯治療に限ったことではありませんが、日本の健康保険制度は必要最低限の治療を安価に受けることができる優れた制度である一方、材料上・技術上の様々な制約があるため、最高の歯科材料・技術を用いた最先端の治療は提供できないのが現状です。

もちろん、保険診療でもその制約の中で最善は尽くさせていただきますが、患者様によって難易度や要求度が異なるため、残念ながらすべての患者様に満足していただくことは困難です。

そこで、私たちは、保険診療の制約に縛られずに、より多くの患者様に満足して頂ける総入れ歯を作りたいと考え、Global dental systemの総入れ歯作りを勉強し、診療に取り入れております。

従来、総入れ歯の方は、入れ歯が外れるので前歯で噛めなかったり、大きい物や硬いものは痛くて噛めないので食べ物を柔らかく煮て細かく刻んだりと、我慢や工夫をして食事をしていらっしゃいましたが、このGlobal dental systemsの入れ歯を作った患者様には、前歯で噛み切れたり、ある程度の大きさ、硬さのものが食べれるようになったので、他の家族と同じものが食べれるようになったと大変喜んでいただいております。

今回の勉強会は、休診日の休日にもかかわらず、多くのメンバーが集まり、自由闊達な意見交流が行われ、とても有意義な勉強会となりました。今回、学んだ内容は高付加価値な総入れ歯治療に活かして行きたいと思っております。

この記事をご覧になってくださった、ご本人様はもちろん、お知り合いの方で入れ歯にお悩みの方がいらっしゃいましたら、私どもにお気軽にご相談ください。

メモリアル歯科　→　http://www.memorial-dc.jp

ポテト歯科医院　→　http://www.potato-dc.jp